とにかく改憲したいらしい。私も、まずは一とおり今の憲法に目を通すという作業を、優先しないといけないと感じるようになってきた。前にも書いたような気がするが、極右の言論人の中には、憲法は国家の統治機構だけ定めればよいという主張がある。 統治機構の具体的な定めは、第四章以降が中核である。第一章の天皇、第二章の戦争放棄、第三章の国民の権利と義務は、このままなら、無い方がましという意見だと受け止めている。誰が虎の威を借る狐であるか、識別する際に便利です。では、内閣の章の続き。 【現行憲法】第六十七条 内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する。この指名は、他のすべての案件に先だつて、こ…