私は年収が百万円を超えたことがない。月収の間違いでもないし、桁を間違っているわけでもない。 一冊でも本を出していて、有名なメディアで書いていて、Xのフォロワーが二万人いる、という情報だけで、出版業界に縁のない人からは、売れている、儲かっていると見なされることが少なくない。そういう人に原稿料や初版の印税収入額を教えると、そんなに安いのかと決まって驚かれる。(絶対に終電を逃さない女『虚弱に生きる』扶桑社、2025) こんばんは。私も驚きました。そんなに少ないのか、絶対に終電を逃さない女さん(以下、終電さん)の年収は。あんなにおもしろい処女作を出しているのに。講談社の「現代ビジネス」やカルチャーメデ…