本を愛する人は決して油断してはいけない。気になる本はとにかく気になった時に買うのだ。…と前回書いた。自分の本棚を見て、あれもこれももう新しい本では手に入らないのだなあ…と思うと感慨深いものがある(今部屋の整理をしているのである)。そしてできるだけ思い入れのある本は手放すまいと決意するのだった。 というわけで、前回に引き続き持っててよかった絶版本を紹介してみる。なお、筆者の気分により今回は海外文学を取り上げる。 1.「キス」 キャスリン・ハリソン著/,岩本 正恵訳、新潮社 2.「リービング・ラスベガス 」ジョン・オブライエン 著/,小林 理子 訳、角川書店 3.「異形の愛」 キャサリン・ダン 著…