人が生きてゆくということは、実にたくさんの「引き返せない一線」を越えてゆくことなのだなあ、と最近とみに実感している。 私の右目の網膜剥離の緊急手術から2か月半が経過した(2024年2月13日の日記参照)。幸いにして術後の経過は順調だが、右目の視界はまだかなり歪んでいる。しかしこの頃は、それを日々の暮らしの中で意識する頻度が少なくなった気もする。歪んで見えることに身体が慣れてしまったのかもしれない。あるいは時間の経過とともに多少は直ってきたのかもしれない。それでも、直線を見ちゃうとヤバい。家の中だと、テレビ画面とか相当ヤバい。左目だけで見るとシャキッと四角いのに、右目だけだと縁のラインがふにゃふ…