総合商社の双日グループの第一紡績は、熊本県の荒尾工場を閉鎖することを発表しました。こちらに伴い、同社の国産製品ブランドの「IITO(イイト)」は終了することになります。同社は、1947年に九州紡網株式会社として創業し、1993年に会社更生法の適用を申請していましたが、その後、更生担保権債務を完済し、2004年に更生手続き終結の決定をされ、双日の前身であるニチメンの連結対象子会社となっていました。今回の閉鎖は、国内の需要減や原材料価格、エネルギーコストの高騰、人手不足などにより、工場の稼働が困難になったための措置であるということです。同社は、今後は中国やベトナムの協力工場に対して技術移転を図りな…