図書館で予約していた本。 茂木健一郎さんと松岡正剛さんの「脳と日本人」。 2007年の本。 ぱらぱらと全体を見渡しているときに、また、見つけてしまった。 「素読」 ノーベル物理学賞を受賞されている、湯川秀樹さんについての話題。 物理学という非常に専門性の高い学問で、鋭く、俊敏な知性が必要な学問(茂木さんの表現)のノーベル賞受賞者。茂木さん曰く、その湯川さんが、 ”幼少のころから漢文の素読をして育ち、漢籍について大変な素養をもっていましたね。もちろん、総合的な教養も身に着けていたわけです。つまり、ノーベル賞を受賞するような知のあり方の背後には、熱帯雨林のように豊穣で総合的な知性があったわけです。…