ひとモノガタリで注目された山口雄也さんが書いた闘病記です。 山口さんは縦隔原発胚細胞腫瘍、白血病、間質性肺炎など辛い病気で苦しみ、造血幹細胞移植、ハプロ移植、骨髄移植等の治療をします。 なまじ頭が良いからか死に対する悩みや今後の人生等を考え悩み苦しむ若者の気持ちが丁寧に書かれています。 事細かに書かれているので上から目線かなと思う部分もあるのですが正直に書かれている文章は清々しいです。 同病院で治療をしている膠原病(全身性強皮症)の患者とのやりとりも心に残ります。キツイ治療をして苦しみながらも病院で会う方とのやりとりをここまで覚えているのは凄い。 優しい親、良い友人、さらに高学歴…と人生これか…