1913年10月26日〜1947年1月10日 大阪府大阪市出身。 代表作は「夫婦善哉」「木の都」「可能性の文学」「六白金星」 など。 大阪文学振興会によって「織田作之助賞」(年1回公募。2003年で20回目)が主催されている。 『夫婦善哉』に登場する法善寺横丁には昭和38年(1963)に記念碑が建立されている。
★★★☆☆ あらすじ フィリピン・ベンゲットでの過酷な仕事を終えて大阪に戻って来た男は、留守の間に恋人が自分の子供を産んでいたことを知る。 www.youtube.com 感想 主人公はフィリピンでの難工事に貢献したことを誇りに持つ、一本気でまっすぐな男だ。大阪に戻った後、過労で死んでしまった妻の遺した娘を男手ひとつで育てていく。この娘との心温まる親子の話なのかと思っていたら、結婚後あっさりと娘は死んでしまった。そして今度は孫との関係が描かれていく。良いことがあっても悪いことがあってもそれで終わりなんかではなく、それでも生活は続く。「人生」を感じさせる物語だ。 明治から大正、そして昭和に入って…
iPhoneアプリゲーム「文豪とアルケミスト」。 三冊目は織田作之助の「青春の逆説」だった。 Kindle Unlimited(読み放題)で利用できる本があったので、さっそくダウンロードして、最初から読んでみている。 青春の逆説 作者:織田作之助 グーテンベルク21 Amazon 青空文庫版もあるようだ。 青春の逆説 作者:織田 作之助 Amazon お君という官能的な美少女が主人公らしい。 母親に早く死なれ、浄瑠璃の写本を生業とする無口な父親を手伝って暮らしていたお君は、軽部という教員の家に本を配達しにいって強姦され、その後結婚を申し込んできた軽部の家に入り、あっという間に妊娠出産したかと思…
カレーは我が家では1度作ると4回分はあります。 冷凍保存しながら、週に1回程度晩御飯として食べるのですが、 4回目が終わった後に微妙な量が残ります。 スパゲティにしたりもしましたが、 大阪難波の「自由軒」の「名物カレー」を思い出し、マネてみました。 itp.ne.jp ご飯とカレーを混ぜる時に、カレーパウダーと少しの塩胡椒を入れました。 真ん中に生卵を入れて出来上がり。 ウスターソースを少し加えても美味しいですよ。 予想以上に美味しくて、また作ってみようと思いました。
なんばに向かう途中で、織田作之助・女三部作で名の知れた「太左衛門橋」。 橋の東南角で歌舞伎小屋を開いた興行師・大坂太左衛門に因んで「太左衛門橋」と名付けられた橋で、架橋年数は不明なれど橋の架かる道頓堀川の北が遊郭、南が芝居小屋と有ってそれを結ぶ橋と有っては恐らく興行師の太左衛門たちが掛けた橋なんでしょうね。 木造であったため大阪大空襲で焼失した後、1958年「3径間連続の成桁」橋として架け替えられ2004年に西側、2008年東側に木造の側道橋を整備、河川敷と一体化されています。 なんばに自転車で向かうためガラガラの道頓堀を想像して来て見たんですが、若い人たちで一杯の道頓堀界隈は7~8割方人出が…
3月以来断続的に続いていた学校休校も終わり今日からやっと息子の小学校が再開。あーー、これでようやく、お昼ごはんづくりから解放される!!やっほーーー。と胸の内でガッツポーズをしていたのも束の間、、息子と入れ替わるのを待ってましたと言わんばかりに大学生の娘が帰省してきた。えーえー、またお昼ごはんを作らねばならないのかと一瞬がっかりしたものの、ここはもう、考えを百八十度変えることにした。もう、二十歳になるんだから、お昼くらい自分で何とかなるだろう。帰ってきても、オンライン授業を受ける以外はやることないんだし緊急事態宣言が解除されたばかりで大手を振って出歩くわけもまだまだいかないからどうせ家でネットか…
富田林「じないまち雛めぐり」の途中、じないまち四季物語本部の置かれた本町公園に織田作之助記念碑が建立されてます。 織田作之助と富田林は、昭和20年に長姉夫婦・竹中氏が住まいする富田林に転居、オダサクが昭和21年に喀血後東京の慈恵医大病院に入院、昭和22年に亡くなる直前まで文筆活動の場としていた処で云わば終焉の地ともいえる土地です。 記念碑には亡くなるの直前まで読売新聞に連載していた小説「土曜夫人」の自筆原稿銘が記され、未完のまま終わったこの作品が絶筆と成りました。 京都を舞台に戦後すぐの風俗が生き生きと描かれ、群雄小説とでも言うのかオダサクらしく映画脚本の様な構成の小説で、京都編が終わりタイト…
「藤原家隆卿の塚」から少し北行くと「口縄坂」。 織田作之助の「木の都」などで天王寺七坂中最も良く知られ、織田作之助の文学碑なども置かれ「大阪みどりの百選」にも選ばれてて観光地としても一番整美されている坂です。 壬生勝鬘山・浄春寺。 「浄春寺」には、日月食の観測で知られ「月のえくぼ(クレーター)を見た男」と言われる、江戸時代の天文学者・麻田剛立の墓所が有ります。 口縄坂。 天王寺七坂の一つで、七坂中最も知られ一番整美されている坂です。 口縄坂の途中、織田作之助「木の都」の文学碑。 口縄坂の途中、太閤秀吉公ゆかりの曹洞宗・珊瑚寺。 「珊瑚寺」は、太閤秀吉公の重臣・桑山修理太夫重晴が、秀吉公の武運長…
大江神社から、愛染坂、松屋町筋に出て、植村文楽軒の墓と渋谷天外の墓を見て、口縄坂から谷町筋に戻り帰りました。 途中松屋町筋辺りから土砂降りで、口縄坂でこけるわでビショ濡れに成りましたが、何時も自動車で通り過ぎるだけでのところが、立ち寄れて良かったです。 「愛染坂」上った所が、愛染さんの山門に成ります。 「愛染坂」由来。 「愛染坂」下り。 松屋町筋。 遊行寺(円成院)。角に「植村文楽軒墓所」碑。 遊行寺(円成院)。三代目文楽軒を称えた「文楽翁之碑」。 臨時に駐車場としていたらしく門扉が開いていました。「初代・植村文楽軒」の墓はこの奥に有るようですが、雨中の事で未確認です。 「三代目・坂東寿太郎」…
『文豪とアルケミスト 戯作者ノ奏鳴曲』 2023. 2.17-26 東京 品川プリンスホテル ステラボール 3.3-3.5 大阪 森ノ宮ピロティホール 文学作品を守るためにこの世に再び転生した文豪たち。終わりの見えない戦いに虚無感を抱きつつも、織田作之助は同じ無頼派の坂口安吾、そして檀一雄と合流を果たした。残るはその中心的存在の太宰治だけ……。だが、まだ太宰の姿が見当たらない……。 プロレタリアの中野重治や徳永直ともそのことを共有していると、『蟹⼯船』の侵蝕が発生。戸惑いを抱え潜書することができない織田に対し、坂口は共に寄り添い、檀は二人に代わりに戦うことを選び、中野・徳永・草野心平らと奮闘の…
本書はいつどこで買ったか覚えてないが、手に取った瞬間、これは確か家に文庫本があったはずだが、内容が同じものかどうかは判らなかった。併し、奥付を見ると昭和23年9月1日とあることからして、二人が心中した同年6月から2か月余りということになるので、初版本だろうと思い買うことにした。終戦からまだ3年も経っていない時期の本とあって紙質も悪く、旧字体でところどころ印刷ボケなどあり読みづらいが何とか読了。言うなれば彼女が太宰と会ってから死ぬ間際までの日記で、如何に富栄が太宰を尊敬し死ぬほど愛し抜いたかが繰り返し書かれている。「ひとりにしねいで」「死ぬときは一緒に」「連れてってください」など、とにかく二人は…
2月下旬の日記(2024年2月16日から2月29日分) 3月1日日付が変わってから2月下旬分の日記をアップする。誕生月になったので今月でひとつ年を重ねることになる。昔自分がイメージしていた大人とは程遠いが、そこまで悪くはない人生というか楽しくやってはいる。でも、年齢だけでなく、時代や社会の変化が急激に変わる部分とゆるやかに変わる部分がある。それらに翻弄もされるし、確固たる自分というほどのものはなくても、陰謀論や宗教にハマったり、ネトウヨ化したり極左になったり、インフルエンサーに踊らされることもなく、なんとかほどほどにやっている。現時点では自分がそうであっても周りの人たちがいつかそういう状況に陥…
にがにが日記:岸政彦著のレビューです。 ☞読書ポイント 感想・あらすじ 岸政彦プロフィール 中瀬ゆかりのブックソムリエでも紹介されました 合わせておすすめ ☞読書ポイント 日記を通して覗く、岸先生個人の生活史とも言える一冊。どうでもいいことから、感慨深い話まで、内容は多岐に渡る。おさい先生(奥様)のイラストに和みながらゆるゆる読もう。岸先生のお花畑での貴重な1枚もお見逃しなく。めちゃ笑顔(笑) にがにが日記 感想・あらすじ 社会学者、岸先生の日記です。出版される本はボリューミーといった印象の岸先生。まぁ、日記は気軽に読めそうね~って思っていたら、なんと日記も7年間に及ぶ記録とのこと。やっぱりあ…
各シーズン解説 第一期(アニメ) 第二期(13話~25話) 太宰治と黒の時代(13話~16話) 第二期(17話~25話) 第三期(アニメ)太宰、中也、15歳(26話~28話) 第三期(アニメ)(29話~37話) 第四期(38話~50話) 第五期(51話~61話) 各シーズン解説 第一期(アニメ) 孤児院を追放され、ヨコハマを放浪する少年・中島敦は鶴見川で入水していた太宰治を助ける。それをきっかけに敦は太宰が所属する異能集団・武装探偵社が追う「人食い虎」の捜索を手伝うことになり、太宰と共に虎の出現を倉庫で待つことになる。そのとき、太宰は敦こそが虎の正体だと告げる。実は敦は無意識のうちに異能力、「…
昨年2023年は、2021年に次ぐ「友人の出版」の当たり年で、たくさんの友人の本を読む機会に恵まれました。中には、夫婦で同じタイミングで出版が決まった人たちも! そのほかにもたくさんの本を読んで、良かった本をなかなか絞りきれなかったので、20冊ほど紹介することにしちゃいます! 20位 喪の日記 ロラン・バルト 喪の日記 新装版 みすず書房 Amazon この本は、「本の読める店 fuzukue」というブックカフェで見つけて読みました。 (この「fuzukue」もとてもユニークなシステムで素敵なお店だったんですが、これについて書くとそれだけで1記事分になってしまうので割愛) この本は、哲学者のロ…
師走の古書展で、大阪市立電気科学館の案内プログラムを見つけた。 「大阪の新名所」と高らかに謳っている、このぼろぼろのプログラムは昭和12年(1937)3月の開業時のものであろうか。 開業時のものかどうかはさておき、真ん中の路線図が「省線」「新京阪電車」「大軌電車」「大鉄電車」となっているから、戦前の印行であることは一目瞭然。この路線図を見るだけで、素晴らしき関西電車をしみじみと実感できる気がして、胸が熱くなる。 大江橋のところにある市章は大阪市役所を示すのだろう。と、ここを見ているうちに、大江橋界隈を歩いているときの胸の高まりを思い出すのだった。 《大江橋》、『近代建築画譜』(近代建築画譜刊行…
皆さん、こんにちは。 息子の風邪がうつり、喉いたと高熱の今週です。たまに風邪をひくのですが、今回は強烈でした。手洗いとうがい、大事ですね。 【風が強く吹いている】映画化もされた駅伝をテーマにした青春小説 【風が強く吹いている】映画化もされた駅伝をテーマにした青春小説 作品概要 あらすじ おすすめ あわせて読みたい 「舟を編む」 和食器のお店~13-Tableware 風が強く吹いている (新潮文庫 新潮文庫) [ 三浦 しをん ]価格: 1100 円楽天で詳細を見る // オススメ度;★★★★ 再読度;★★★★ 映画化もされた駅伝をテーマにした青春小説 作品概要 ジャンル;ヒューマン 作者紹介…
声優さんのことは、神谷明さんや林原めぐみさんとか、一部の方しか知りませんでした。 「誰が演じているか」まで気にした事がなかったです。 それを変えたのが… 文豪ストレイドッグス との出会い。一時期アニメやゲームから遠ざかっていて、久々に見てみようかな、と何となく選んだのがこの作品です。 あまりにも、あまりにも面白い!!!!! 当時4期まで進んでいて、少し待てば5期が始まるという、ちょうど良いタイミングでした。 もう、可能な限りイッキ見しました。 ストーリーや設定も面白いし、何より一人一人のキャラが魅力的。(FF10やるろ剣にも通じる。スタレは設定が難しすぎますが。笑) そこで初めて、このキャラは…
中学校時代の幼馴染Aちゃんは、この前会ったとき黒いおしゃれな帽子を被っていて、 「これお母ちゃんのやねん」と言った。 もう一人の友人A子ちゃんもニットのカーディガンを着ていて、 「亡くなった母のやねんわ」と言った。 ベージュの長めの洒落た物、どちらもよく似合っている。 彼女たちは二人とも長女だから母親は比較的若かった。 それに比べて私は4番目の女の子だから母とは36歳も離れている。 今年母は生誕124歳になる。 母は明治34年に大阪の天王寺区下寺町で生まれたから、その頃洋服はまだ誰も着ていない。 ちなみに当時すぐ近所に「織田作之助が住んでいた」という大阪の下町である。 母の若い頃の写真には「お…
こんばんわ。2月16日・金曜日の書き込みです。 やる気スイッチってのはほんとにあるんですね。 家で晩御飯をしようかと思って帰ってきたらイレギュラーな状況を目の当たりにした瞬間、プツンと切れました。 はい、飲みにいきました。 環境の変化が必要やなぁと実感した金曜日でした。 ってことで、2月16日・金曜日分の目次です。 【鉄道トピックス】 <グッズ・乗車券・イベントなど> 阪堺:旧海道畑駅撮影会ツアー実施 【鉄分補給64:大阪Metro御堂筋線・北急3月23日ダイヤ改正】 [実施日] [主な改正内容] [箕面萱野から主な駅への所要時間] [北急線内始発列車] [北急線内最終列車] 【やんスポ】 <…
「織田作之助の大阪」という本を図書館で見つけて読んでいる。 西鶴や浄瑠璃を愛し、若くして死んだが、大阪の素晴らしさを見事に表現した作家であったようである。 織田作之助や林芙美子のような時代に愛された作家はともすると、忘れられがちになるのはどういうものなのだろうか。
02/05(月) 5時起き。いつも通り45分後に家を出る。 新しく買ったシェーバーを持って行く。 織田作之助『夫婦善哉』を読む。 7時過ぎに着いて少し仕事。 機内では Wi-Fi がつながらず。 エアポート快速に乗って11時前に札幌駅。 さすがに観光客が多い。 すすきのの先のアパホテルに荷物を預ける。 みよしので餃子とカレーのセット。 ブックオフ。 大通公園で雪まつりを見る。 アサヒビールが缶2本のセットを配っていた。 午後は打ち合わせばかり。 終わって18時。 狸小路を歩いてホテルに戻る。 ドラッグストアで妻に頼まれた正露丸糖衣Aのタブレットを探すがやはり見つからず。 どこもかしこも観光客ば…
No.3750(再)【レトロスペクティブ】手塚治虫も織田作之助も観た「大阪市立電気科学館」 プラネタリウムが好きで、肥後橋の大阪市立科学館には年に数回通っていた。最後は寝てしまうのだが、星空はやはりいいものだ。 25歳の時、大阪市西区の四つ橋にあるデザインの専門学校に2年間通っていた。その頃、四つ橋にはプラネタリウムが観られる施設があったのだ。それが肥後橋の大阪市立科学館の前身「大阪市立電気科学館」だった。今とは違うちょっと庶民的なプラネタリウムだったがなかなか良かった。このプラネタリウムは日本初いや東洋初のプラネタリウム1号機だったのだが。おれが1回だけ観た後、大阪市立電気科学館は肥後橋に移…
今回は大阪府です。 J-PlatPatでは、簡易検索で 商標の調査をしています。 特許情報プラットフォーム|J-PlatPat [JPP] (inpit.go.jp) ※注意※ 2024年1月25日に検索 しました。 まずは、関西の郷土料理といった ほうが正解でしょうか。大阪に 入れさせていただきました。 木の葉丼からです。 木の葉丼 木の葉丼のイメージ 木の葉丼(このはどん、このはどんぶり)は玉子丼の一種であり、薄く切ったカマボコやシイタケを具材に用い、彩りに三つ葉やネギを加えるのが特徴である[1][2]。主に関西で食されており[1][2]、安価でうどんとの相性も良いのでうどん屋の定番メニュ…