信仰と思想 正しい道、正しい信仰、正しいキリスト教、正しいキリスト教思想などと、正しさを強調する向きがあります。そういう向きは神と人の違いを分かっていないのです。神をどのような御方として信じているかという自覚がないのです。 全知全能、絶対完全、永遠不変神の性質として言われているこれらは人間の性質として否定されるためにあります。人は神ではないことを示しているのです。間違えても目指すなどと思ってはいけません。キリスト教に戒律があるとすればまさしくこの弁えであります。 神の正しさを人間が持つことはあり得ないのです。これは強く思います。信仰の敬虔に直接かかわる問題だからです。 私は、罪深さを、しばしば…