私は子供たちが子供のうちにできるだけ多くのことを学んでほしい。 大人になってからその蓄積された知識がいずれ役に立つ。たとえそれが実質的には役に立たないとしても人としての精神的、創造的土台になってくれるはずだと信じている。 私は教師の仕事を辞めてから、学校の勉強についていけない子供たちを中心にした塾で教えていたことがある。 勉強嫌いの子供たちに少しでも学ぶ楽しみを感じて欲しいと願っていても、勉強したことは将来必ずあなた達の精神を豊かにしてくれるのだと彼らにいくら熱弁してもそうそう簡単には彼らはわかってくれない。毎日成果の全く見えない仕事に私はうんざりしていた。 そんな時同僚の女性教師が私に言った…