分かち合う食と時間と空間 「同じ釜の飯を食う」という行為は、分かち合うという行為に似ていて、少なからず仲間意識や絆を感じさせる要素の下地になっていると思う。 スパイスにこだわっているわけでも、なんでもないカレー、しかも人参が少し生煮えというようなものでも集団でそれを分かち合って食べることの行為が美味しさを作りだす。喜びとして記憶になる。 皆で美味しいものを分かちあえる喜びは大きなエネルギーになっていく。 特別に趣向をこらしたり、高価なものを食べるというのではなく、何気ない素朴な家庭料理、それこそお茶漬けひとつでも、その時に置かれた立場や年齢によっては、一生ものの思い出になることもあるくらいに。…