食べる前に心に与える善き未来への御馳走とは 先日、テイクアウトをしようとあるお店に立ち寄ったら、なにが原因なのかは分からないけれど、お客さんの中にすごい剣幕で子供を怒鳴っているお父さんがいて、それはもうなんというかヒステリックだった。 人間、機嫌が悪いと食べ物は美味しく感じられないものだし、緊張や不安、悲しみがあっても同じことだろう。 ネガティブな感情は美味しいを弱める傾向にある。安定の美味さを誇る吉野家の牛丼でも、ため息が出るような出来事を心に抱えて食べるのと、ウキウキした気分で食べるのとでは消化の具合も違ってくるものだ。 ネガティブなものの見方をしてそれにどっぷりつかっていると、美味しいと…