MOA美術館に来るのは4度目くらいだろうか。目玉ともいうべき尾形光琳の『紅白梅図』は最初に一度観たきりである。あれはたしか毎年春先に一度展示するとあとから聞いたことがある。とはいえここは国宝、重文作品を多数所蔵しているので来るのが楽しみなところでもある。 今回は企画展『没後80年 竹内栖鳳ー躍動する生命ー』。 MOA美術館 | MOA MUSEUM OF ART » 没後80年 竹内栖鳳 -躍動する生命- 東の大観、西の栖鳳と称される京都画壇総帥の回顧展ということで楽しみにしていたもの。出品リストをみるとMOA美術館、京都市京セラ美術館、湯河原町立美術館三館が所蔵している作品が中心のようだ。湯…