熊谷守一はその個性的な絵画で名高い画家ですが、その名前を冠した美術館があることはあまり知られていないのではないでしょうか。 ここは、守一の自宅あとに、二女の榧(かや)が私設美術館を設立したのが始まりで、その後に豊島区立の現在のものになったということです。 場所は有楽町線の要町駅から徒歩で9分という、静かな住宅地の一角にあります。 外観、内観ともユニークな建物で、一見の価値があります。一階には落ち着いた雰囲気のカフェが併設されています。 ひととき、都会の喧騒から離れて、作品の世界にひたることができるところでした。 今は、特別展が開催されており、旅先での風景を描いた作品が多数展示されていたのも印象…