さまざまな宗教の神々に見られる神々の重なり合いのこと。あるいは、神々に限らず信仰の折衷全般を指していることもある。
特に、神道と仏教の重なり合いである神仏習合という言葉が広く知られている。
習合の「習」とは上部の「羽」が語源で「重なり合う」という意味で、もともとは合体や融合ということではないそうである。
昨今の神仏習合再興の動きではお互いを尊重しあうという観点から、同体とかどちらが本家とかいう概念は避け、「習合している」としている。*1
宗教学では、神仏習合に限らず神仏基習合のような使い方もされ、またそれぞれの宗教が出会うまでの習合を、神神習合、仏仏習合といって強調していることもある。
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*1:千葉神社のように国家神道解体後、明治までの各寺社の伝承を元に単独で復興させたところでは同体としていることもある。