普通であること、平凡であることは、ほんとうによくないことなのか。なにか劣ったことなのか。じつは誰もが普通なのではないか。そこを突き詰めて考える必要があります。 普通を拒絶するあなたは、おそらく「普通であること」を「無能であること」と同義でとらえているのでしょう。普通であることは、無能なのではありません。わざわざ自らの優越性を誇示する必要などないのです。 岸見一郎 古賀史健『嫌われる勇気』 私たちはどこかで、特別な人間にならなければならない、みたいな感じのニュアンス的な雰囲気の強迫観念を抱いているように思う。 普通のままではいけない、平凡はつまらない、人とは違う特別な何者かにならなければならない…