一条真也です。『老後レス社会』朝日新聞特別取材班(祥伝社新書)を読みました。サブタイトルは、「死ぬまで働かないと生活できない時代」です。朝日新聞特別取材班は、格差と超高齢化によって、人生後半の生き方、そして働き方が大きく変わろうとしている現在地を報じようと、各部の一線記者が集まった取材班だそうです。未曽有の少子高齢化・人口減少問題に取り組む長期企画「エイジングニッポン」の一環として、2019年に「老後レス時代」シリーズの取材を開始。就職氷河期世代を「ロストジェネレーション」と名付けた同紙の企画とも連動。執筆陣は総勢9名。 本書の帯 帯には杖をついて歩く老人の後ろ姿の写真とともに「68歳で警備員…