日本では高齢者の数が増加し続け、高齢者同士の介護である「老老介護」も急速に増えています。介護施設への入所は負担をかけずに選択できる方法ですが、順調に進むことは少ないようです。 厚生労働省の統計によると、要介護認定者の割合は年齢とともに増加しています。65歳以下では0.4%であるのに対し、75歳以上では12.7%にも上ります。80歳以上では59.8%が要介護となります。 要介護の主な理由は「認知症」が最も多く、次いで「脳血管疾患(脳卒中)」や「骨折・転倒」が挙げられます。要介護度が高い場合、脳血管疾患が主な原因となっています。 介護の問題は本人だけの問題ではありません。介護者の大半は同居する家族…