預言者エリシャは、イスラエル王国代7代目の王、アハズの在位中にエリヤに師事し、その働きの跡をつぎました。その後、アハジヤ王、ヨラム王、エヒウ王、エホアハズ王とかかわりがあって、最後12代ヨアシ王の時に病に倒れました。 ヨアシ王がわざわざ病気見舞いに現れたのには訳があって、年々激しさを増すモアブの圧力にどうしたものかと、思い悩んでいたからかもしれません。しかし目の前のエリシャは思いのほか重病で、そんなことを聞くことをためらってしまいました。そこは預言者エリシャです。気を利かせて占ってあげたようです。 結果は「三度勝利します」とのことでしたが、「後は‥」と言葉尻を濁しました。いえ、はっきりと言いま…