「ソドムとゴモラ」といえば、聖書の中で神の怒りに触れて滅亡した町として有名である。 神は何に怒ったかと言えば、ソドムの場合は住民が男色に耽ったことであるとされ―― おかげで英語の「ソドミー」は、男色を示す言葉となったとなったのは周知のとおり。 これは現代の風潮からして、聖書の神のコンプラ違反やLGBT差別が非難されるところだろう。 それはともかく9月20日、アメリカとヨルダンの共同研究チームは―― 「天からの炎と硫黄」で滅ぼされたとするソドムの話は、現実にあったことだと言ったも同然の発表をした。 ヨルダン渓谷の南部の高台の「トール・エル・ハマム」と呼ばれる都市遺跡の発掘により、 紀元前1650…