チベット自治区ラサ市で勃発した、僧侶らによる大規模デモ。 これを鎮圧するため、中国治安当局は武力行使に踏み切り、100名以上の死者が出たことで、世界に「北京五輪NO!」の大合唱が巻き起こった──。 中国政府によるこの2008年3月の暴挙を発端とする抗議行動は、世界各国を回る聖火リレーへの妨害行為という形で広がり、各地で逮捕者が続出。 08年4月26日にはトーチが日本を通過することになり、萩本欽一もランナーのひとりとして、市内を走ることになった。 ところが萩本が手を振りながら走っている最中、突然、沿道からものが投げ込まれ、警察官が透明の盾で防御するという場面も。 その結果、リレー中に4人が負傷し…