↑ 稲垣足穂『一千一秒物語』絵本版 たむらけんじ氏による挿絵 約一か月前に起こった一瞥体験を通じて、 真に理解できたことは〝自我なんてなかった!〟 という衝撃の事実であった。 一瞥の最中は、 自分も自我も存在せず、完全に空っぽで、 ただ〝それ〟(眠っている神の子の意識)があるだけ、 という究極の状態だったのだが、 この〝自我なんて存在しない〟という体感は、 自己が回復し、意識が通常に戻った後の僕に、 大きな変化をもたらすこととなった。 もちろん、一瞥体験後も、日々の日常の中で、 普通に、恐怖感や不安感は上がってくるし、 自然に、江後田自我男による妄想劇場も起こる。 しかし、それでもエゴはないと…