今年108冊目読了。奈良大学文学部文化財学科教授の筆者が、城を考古学的に研究することとその可能性を熱く語る一冊。 城ファンの分析と、その考え方について「多くの方がウォーキングなどで野外で体を動かす活動を楽しんでいる。自然のなかで体を動かすのは本当にすばらしい。しかし自然を感じるだけではもったいない。そこに城を加えれば、知的な活動が組み合わせられて、人生はより豊かになる」城ファンは「1)心身の自己管理ができていて2)自然に親しむ繊細な感性を持ち3)歴史を熟考する知性をそなえる、ということになる」と述べ、「誰かが書いた小説や論文を通して戦国の人々を想うのではない。自分自身が現地に立ち、四百年以上前…