今回は企業の海外事業展開に関する内容。 フィンランド企業のAtria(食料品製造販売業者)が新たな市場を求めロシアに進出した際の話。 Atriaはフィンランドで事業を始め、1997年にスウェーデンでの買収を皮切りに、2005年までにリトアニア、エストニアで事業を展開。 そして次なる成長を求め、ロシアに目を向けた。 海外展開の戦略では、where, whyをまず検討した。 ロシアは肉やソーセージといった加工肉の消費量が増えているためマーケットとしてポテンシャルがある(97%がローカルプロダクト)。 一方、政治的なcorruption (腐敗)やビジネスの不透明が高いという難点もある。また、インフ…