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肥後守

(一般)
ひごのかみ

肥後守とは肥後国の国司のことだが、転じて、工作や鉛筆削りに使う、折り畳み式小刀を指す。刃渡り8cmほど。その起源は肥後(熊本県)にあるともないとも言われ、はっきりしない。
現在「肥後守」は兵庫県三木市の鍛冶屋の人物により1999年に商標登録(第4240928号)されており、同地の特産になっている。

昭和30年代の流行

肥後守は本来、鋼を地金に割り込んでおり、研いで使うのに適している。また、使いふるしてくると開閉部が潤滑になりすぎるので、鞘に紐を結んで巻いて携帯したりする。購入後に手入れ・工夫を行い、道具の持ち味を引き出すのは、和工具の古き良き伝統と言えよう。
少年が刃物で人を傷つける事件がしばしば報道される昨今では、刃物と言えば「危険」のレッテルを貼られているが、かつて肥後守は少年の必携遊具だった。むろん人を攻撃するためではなく、物づくりの用途であり、そこから工作の基礎動作を学んでいた。

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