8月4日、HISTOIREという歴史専門チャンネルが「De Hiroshima à Fukushima portrait de Dr Hida(広島から福島へ 肥田医師のポートレート)」というドキュメンタリーを放送しました。 この日はarteやその他のチャンネルでも原爆特集が目白押しでしたが、この番組が最も根本的な問題に迫っていたと思います。 ドキュメンタリーの主人公は、医師・肥田舜太郎、98歳。 肥田氏は広島に投下された原爆で被爆しながら、その直後から他の被爆者の治療にあたってきました。 彼は言います。 「被爆者の体調は薬を飲んだり他からの介助でよくなることはない」 その理由は、「土台がすで…