2004年3月13日の九州新幹線鹿児島ルート新八代−鹿児島中央間開業に伴い経営分離された並行在来線(旧鹿児島本線)を経営する第三セクター鉄道。
路線は八代−川内間 116.9km、交流電化(20000V/60Hz)。湯浦−津奈木間は複線、他は単線。
電化路線であるが、旅客列車には気動車を使用する。ローカル列車のほか、JR貨物の貨物列車もこの路線を通過する。
JR線への乗り入れは八代−新八代間と川内−隈之城間で行われる。JR線からの乗り入れは(貨物列車を除き)行われない。
九州の大動脈である鹿児島本線の一部にしては、この区間の歴史は短い。これは鹿児島本線が当初現在の肥薩線回りで建設されたためで、川内回りルートが鹿児島本線となったのは湯浦−水俣間が開通した1927年10月17日のことである。
それまでは八代方からは「肥薩線」として1923年7月15日に日奈久、1925年4月15日に佐敷、1926年9月12日に湯浦まで、川内方からは既開通の「川内線」の延伸として1922年7月1日に西方、1922年10月15日に阿久根、1923年3月25日に野田郷、1923年10月15日に米ノ津、1926年7月21日に水俣までそれぞれ開通していた。
1970年9月1日、電化された。