ABSTRACT 一般に、棘下筋の選択的トレーニングとして低強度トレーニングが推奨されている。本研究では、低強度でゆっくりとした動作の肩の外旋運動を8週間介入することで、肩の外旋に伴う筋力および棘下筋の断面積(CSA)の増加につながるかどうかを検討することを目的とした。 運動は10回を3セットとし、週3回、8週間行った。8週間の介入前後に棘下筋のCSAと肩外旋の筋力を測定した。結果 ベースラインから8週間後までの棘下筋CSAの有意な増加がLS群で認められたが(ベースラインの7.3%)、NN群では認められなかった。肩関節外旋筋力に有意差は認められなかった。結論 この結果は、棘下筋の低強度運動は、…