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脾臓

(サイエンス)
ひぞう

脾臓は、脾動脈および脾静脈に介在する臓器である。
左の上腹部にあり、上方は横隔膜に接し内側は左の腎臓と接している。前方には胃が存在する。肋骨の下に隠れており通常は体表からは触れない。
従来、脾臓を切除しても人は生きていくことができるので、痕跡器官として、不必要なものだと考えられてきた。
しかし、最新の研究によると、多数の単球(単核球・単核白血球)が脾臓に貯蔵されていることがわかり、損傷を受けた心臓の回復に欠かせない役割を果たしていることが判明したという。
単球は、白血球細胞の一種で、感染を検知する役割や、損傷を受けたり古くなった赤血球を破壊する機能を持っているおり、ほかの種類の白血球細胞と同様に骨髄だけで生成され、血流中に貯蔵されると考えられてきた。しかし、脾臓の単球は血液中の10倍余りに及び、血液より圧倒的に重要な単球の貯蔵庫であることがわかった。
このような特性から、脾臓の役割は大きく見直されることになっていくことになる。

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