今日はお仕事です。 ブログ記事100件越えました。やったね! さて今回は自作小説「花奴隷」の続きを書いていこうと思います。 前回はこちら。 akutade-29.hatenablog.com それではご照覧あれ。 ーーー 『花奴隷』 8話 花畑主(はなばたけぬし)も元は奴隷だった。 凍えるような寒空の下、荊棘で傷つく指先の痛みは今も覚えている。 当時の奴隷主は横柄な男性で、頭の殆どが綿での詰まっているようだった。 いま思えば理不尽なことを言われていたようにも、思い返すことができる。 「誇り」や「生きがい」が彼の口癖だった。 彼女はそれらの単語の意味がよくわからなかった。 それはまるで野犬の遠吠…