今回は、「自傷行為の理解と援助」(2014年)を読みました。 自傷行為の理解と援助 作者:松本俊彦 日本評論社 Amazon 本書は自傷行為の研究をされている精神科医師が書かれた本で、専門書、教科書のような内容でした。私自身自傷行為をしたことはありませんし、周囲にもいないのですが、教育現場にいると、トイレで女子学生がリストカットしたとか、色々と話は耳に入ってきます。本書を読んで、自傷行為をする人は、生きるために自傷行為をしていたのだということが分かったのでご紹介します。 氷山の一角 自傷行為は世界共通で、平均開始年齢は11〜13才だそうです。女性に多いイメージですが、男女ともに見られ、中学生・…