今回は、個人指導での出来事が文中に出てきますが、ここで言う「ある難病」というのは、厚生労働省が難病指定をしている自己免疫疾患という意味で、すぐにも命に関わる病状という意味ではありません。 以前、「自分探し」という言葉が流行した時がありましたが、この中では「身体探し」という言葉が出てきます。これは「自分探し」がさらに深刻になった事態と言えるでしょう。現代の心と体の問題を象徴する例だと思います。それでは今回の内容に入ります。 2 科学(二元論の文化)によって、自分と、自分の体が分かれている 十年以上前、ある難病を患った四十代前半の女性の例です。 この女性は半年程の間、個人指導に数回通ったのですが、…