もう少し、同じ職場で働いていた時のことを書こうかな。 3年目に大変な6年生を受け持つことになったが、そのための策の一つとして、算数をサカグチ先生とTTでするということになった。当時まだ自分の授業を見られることに慣れていなかった僕は心の中で「参ったな」と思った。「かなりダメ出しされるだろうな」とも思った。授業のことになると厳しいというか、夢中になる先生だったからだ。 僕はどうすればTTになるか分からなかったので、とにかく自分のペースで授業をしていた。サカグチ先生は後ろで見ているだけだった。それがもう辛くて辛くて「なんか、毎日研究授業を見られているみたいだな。まるで教育実習生みたいだ」と思った。 …