1日の24時間を、はたしてどう使うか。改めて考えてみよう、という本である。 ウィットに富んでいて読みやすく面白い。how to 本であるが、エッセイ風でもあり、お茶でも飲みながら気楽に読める。 時間に追われているビジネスパーソンや子育てに追われている方たち、時間が足りないな、と感じている方にお薦めする。また、暇で暇で仕方がなく、何をしたらいいのか分からないという人の琴線にもふれるかもしれない。 時間だけはどんな人にも平等に与えられている。お金持ちにも貧乏人にも、若者にもお年寄りにも。時間があればお金は稼げるが、お金で時間を買うことはできない。時間が人間に取って最大の資源であるとベネットはいう。…