以前の記事でHOMO-LUMO軌道、屈折率の自動算出アプリを紹介してきました。今回以降別の物性値として紫外可視吸収波長の自動算出アプリを紹介してゆきたいと思います。基本的なコードはこれまで紹介してきたアプリと同様ですが、紫外可視吸収データを算出させるためのTDDFT計算をおこなっているところが少し異なります。皆さんの参考になれば幸いです。 アプリの起動画面は以下のような感じになります。今回もCustumTkinterで作成しています。 紫外可視吸収算出アプリの立ち上げ画面 このアプリでは化学物質のSMILESリストから紫外可視吸収波長及び振動子強度のリストを自動作成し、csvファイルに保存でき…