このお話は、私が、あるシャツについて想いを巡らせた話です。コンセプトはどうなった?靴の試着は?というお話は一旦置いておいて、書き留めておきます。何回か続きます(たぶん) 帰路に着いたはずだった。自宅へと向かう乗り換えの駅に停車した電車の扉が閉まる。このままこの電車に乗っていれば、”あのシャツ”を取り扱うお店に行けるな、と気がついたのは、電車の中でだった。私はぼんやりと、午前中に試着した白色の”あのシャツ”に着いて考えていた。 初めてブランドの名前を知って、検索。「新作」として紹介されていたシャツに目を奪われた3月。「ついでがあるし」と足を伸ばし、発売直後の店舗で、”あのシャツ”の黒色を羽織らせ…