令和3年1月22日 <1月22日> 「専門医ゼロ」重症施設2割。新型コロナウイルスの重症者用病床と医療人材のミスマッチが起きている。日本経済新聞が首都圏4都県の病院を調べたところ、集中治療室(ICU)など重症者施設を持つ病院の2割で、高度な容体管理を担う専門医がいなかった。15%は専門医が1人だけだ。なり手が少ないうえに人材が分散し、欧米より現場が手薄になっている。医療資源の集約と人材育成が急務だ。 集中治療専門医は米国、ドイツの約2万9千人、8千人に対し日本は2千人。救急科専門医を加えて6千人になる。通常の手術などは診療科の主治医ガみる場合が多いが、コロナ重症者は体外式膜型人工肺(ECMO)…