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自己組織化臨界

(サイエンス)
じこそしきかりんかい

自身によって保っている安定性が、静的なものではなく、動的に、かろうじて維持されている状態。


例えば、砂山の上から少しずつ砂を落とすと、山の傾斜が緩やかなときは砂は蓄積されるが、ある程度の高さになると崩れて、ある傾斜で安定する。山が崩れる頻度と、崩れた粒の数は、両対数グラフで直線を描く。このときの、砂山が一定の高さと傾きを保つ状態が、自己組織化臨界である。


このほか、自己組織化臨界の例には、地震の発生回数とマグニチュード、都市の人口と人口の多さの順位、各国の年間輸入額と順位、英文に出てくる単語の頻度とその順位、などがある。これらも両対数グラフで直線を描く。


なお、英文に出てくる単語の頻度とその順位の関係については、発見したジョージ・キングスリー・ジップという学者の名前にちなんで、ジップの法則という。


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