今日読んだのは、、佐藤究『ank:a mirroring ape』です。 血と暴力の風匂う最新作、『テスカトリポカ』が話題をさらっている著者ですが、こちらも負けず劣らず嚙み応えのある物語です。 神話性や魔術性を感じさせる重厚な文章は、『13』『沈黙/アビシニアン』などの初期の古川日出男を彷彿させますね。 さて、それではあらすじと感想を書いていきます。 あらすじ おすすめポイント 人類の来歴の神話 鏡に宿る神秘と言語 ハードコアで魅力的な登場人物 鏡の恐怖ー自己鏡像認識 今回ご紹介した本はこちら 佐藤究の他のおすすめ作品 あらすじ 2026年京都、研究所を逃げ出した一匹のチンパンジーが大暴動を引…