あんまり名誉なことではないけれど、日本ってユニークな死に方を世界に発信してきているんじゃないかという思いが兆した。 以下はその思付き駄文であります。 切腹を観給え。開国期のサムライに接した欧米人たちは「ハラキリ」なる名誉の死の儀式に怖気をふるっている。それは19世紀の初の国際語になったようだ。 そればかりではない。「心中」が江戸期の演劇や文芸における主題であったのだが、これまた自殺を嫌う欧米文化人には奇異の感を与えたことであろう。 近松門左衛門は心中もので売れたのが好例であろう。 これは文明開化以前の封建時代の話だと割り切ることもできる。であるが、第二次世界大戦の大日本帝国は「KAMIKAZE…