ジェイン・オースティン「自負と偏見」動画紹介です 私は先日、実に40年もの間「積読」状態だった一冊の本(上下で2冊)をついに完読しました。ジェイン・オースティンの『自負と偏見』です。手元にあった古びた文庫本を開き、一ページごとに付箋を貼り、線を弾きながら読み進める中で、私はこの作品が持つ「中毒的な面白さ」と、イギリス文学特有の豊かさに改めて目を見開かされました。 今回は、上巻を読み終えた瞬間の興奮と、全編を通読してたどり着いた境地について、私なりの視点から整理してみたいと思います。 1. 大陸的文学とは一線を画す「イギリス的」安定感 この小説を読み始めてまず感じたのは、ドストエフスキーやトルス…