オモタル・カシコネ(天神六代)の武断政治がもたらした社会の混迷を、七代の両神イサナギ・イサナミは刷新させ、民衆教育を土台に天下の修理固成を成し遂げます。「和の心」を引き継いだアマテルは父祖が拠り所とした「斗と矛(トホコ)/徳治と法治」の原則を編み直します。豊かさに伴う「慢心、嫉妬、羨望」の念に諸悪の根源を嗅ぎ取ったアマテルは、「鏡(カガミ)/自制」を加えてミクサタカラ・三種神器を施政原理の根本に据えます。それは、シラヒト・コクミ事件から天の岩戸騒動、そしてハタレ騒乱を経験する中でアマテルが見出した天壌無窮(あめつちきわなし)の大原則でした。 さて、建国七十年の歴史をまもなく迎えるチャイナや、奴…