舌にできる悪性腫瘍のこと。
先端や中央部よりも、舌の側縁と裏にできやすい。口を開けたら見えるところにあるので、発見しやすい癌である。
舌癌自体は比較的発生頻度の低い癌で、男性のほうがやや罹患者は多い。若年層にも見られる癌。
はっきりとしたことは明らかになっていないが、喫煙、飲酒、慢性的な刺激(歯、入れ歯、舌ピアスなど)、不衛生な腔内環境などがあげられている。
初期症状としては舌(特に側縁や舌の裏)にしこりのようなものができるものが典型的。白い斑点ができたり表面がざらついたりする。
進行すると、ただれ、痛み、出血、口臭、嚥下障害などの症状も見られるようになる。頸部リンパ節へ転移することもある。