今朝教えていただいた禅の言葉。 「寒時は闍黎(じゃり)を寒殺し 熱時は闍黎を熱殺す」 ちょうど、猛暑の時なので、今朝はこの言葉を、と。 坐禅堂は、クーラーも暖房もないので、今の時期であれば、汗をダラダラ流しながら坐禅をするもの。そんな時にぴったりの公案。 寒時は闍黎(じゃり)を寒殺(かんさつ)し 熱時は闍黎(じゃり)を熱殺(ねっさつ)す『碧巌録』第四十三則 闍黎(じゃり)というのは、阿闍梨(あじゃり)の略で僧の尊称、修行者のこと。ここでは、お前さん、と相手に呼びかけるような感じ。 挙す、僧、洞山(とうざん)に問う、「寒暑(かんじょ)到来す、如何(いかん)が回避(かいひ)せん」。山云く、「何(い…