人が物を見て、主に形と色でそれが何であるかを判断します。 トイレ表示の色分けでは、一般に男性を青、女性を赤とし、性別と色の印象を一致させています。広島国際大学の荒生弘史らは、図の4種類のトイレ表示を用いて、形で性別を判断する場合と色で性別を判断する場合の時間を比較する実験を行いました。被験者は大学生16名(男女各8名)です。性別を形状で判断する課題(色は無視し、形状だけで判断する課題)と色で判断する課題(形状は無視し、色だけで判断する課題)の2種類の課題を行いました。 実験では、計4種類の表示の内から一つがパソコンのスクリーンに提示されます。被験者はスクリーンを見ていて、表示が提示されたらでき…