緑が次第に増す中で、アクセントになっているのが黄色の花。見渡すだけでも、タンポポ(蒲公英)、ブタナ、オニタビラコ、そして、ノゲシの花が点在しています。花だけ見ると、いずれもよく似ています。ブタナ(豚菜)の別名はタンポポモドキで、ヨーロッパが原産。キク科の多年草で、タンポポに似ていますが、分枝した茎葉に花をつけることで区別できます。1940年代以降に全国に拡大しました。オニタビラコ(鬼田平子)はキク科の越年草。道端や庭に自生し、世界に広く分布しています。ノゲシ(野芥子)もキク科の植物で、タンポポとは容易に区別できますが、花はよく似ています。 タンポポの花と呼ばれているのは、実は花の集りです。外側…