一条真也です。今年最後の書評ブログをお届けします。『あるヤクザの生涯 安藤昇伝』石原慎太郎著(幻冬舎)を読みました。あの石原慎太郎が、伝説のヤクザである安藤昇について書くということだけでも驚きですが、さらに驚いたのは本書を読むことを薦めてくれたのが父だったことです。父は生前の安藤昇に会ったことがあるそうで、「それはもう、大した貫禄だった」と言っていました。 本書の帯 本書のカバー表紙にはタバコをふかす安藤昇の顔写真が使われ、帯には「男の最大の武器は知力と色気、そして暴力!」「特攻隊員、愚連隊、安藤組組長、映画俳優・・・・・・ハジキか女を抱いて寝るような、その破天荒な生き様をモノローグで描ききる…