「女が人を殺す映画ばっか好きやなあ」半年ぶりに会った元恋人から呆れたように言われ、心外だ、と思ったけれど、その通りすぎたので口をつぐんだ。 物騒でごめん。でも、「女が」とか言うひとがいるから、そういう映画が好きな女がいるんだと思うよ、とか言ったら炎上しちゃったりするのかな。言わないけど。 そもそも男が「女」、女が「男」と言う場合にだけ含まれるこの微妙なニュアンスってなんなんだろうね。特に深い意味もなく使っていたとしても、やっぱり何か寂しさと苛立ちを覚えるこれは一体なんなんだろう。「私と貴方は違います」という線引きのように感じてしまうからかな。でもそれってよく考えるとヘンテコだよね、男も女も関係…