東シナ海に散在する舟山群島は、1300もの島々からなっているが、人の住んでいる島は100にも満たない。全人口百数十万人といわれる舟山群島は、日本に最も近い中国であり、戦前には日本人も住んでいた地域でもある。 舟山群島北部の地図 上端に花鳥山がある 泗礁(旧名乗四)山の港 古来、中国では、あまり大きくない島は、海から突出した山という意味で、“島”の代わりに山がつく。例えば舟山群島の島々の名称が泗礁山、花鳥山、岱山、舟山、普陀山、東福山などである。 泗礁山の中心地菜園鎮 島の北側にある鉄板砂の浜 旧日本軍が上海攻略のために飛行場とした砂浜 舟山群島の中でも九州に一番近い人の住んでいる島は花鳥山。ど…