私は時々散歩をする。 散歩をしながら今と昔の街の変化を発見するのが好きだ。 私が住んでいる街の駅周辺にはいくつもラブホテルがある。 かつては最先端の憩いの場だったそれらラブホテルは、 今ではただただ寂れた雰囲気を漂わせている古ぼけた建築物になってしまっている。 こんな「解体待ったなし」に見えるホテルに誰がエッチをしに行くのだろう?と不思議に思うほどである。 平日の昼間など人通りが少ない時間帯には、 私は勇気を出して(好奇心が抑えきれず)ラブホのフロントを覗くことがある。 そして意外にもそんなおんぼろホテルがいずれも満室に近い状態であることにしばしば驚くのである。 一体誰が・・・? まあ、どんな…